マナー

2016.12.19

無意識のマナー違反! 座り方ブスが嫌われる理由|現役ホテルマンに習うマナーの真髄

古岡めぐみ 現役ホテルマン・マナー講師

現役ホテルマンの古岡です。私の経験にもとづいて女性がよりしなやかに働けるよう、マナーについてご紹介しています。

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「姿勢を正して」と言われると、背筋をピンと伸ばし、胸を開き、凛とした姿勢に変わるはず。でも普段から正しい姿勢をキープ出来ている人はほとんどいません。

普段慣れていない姿勢をすると、とてもつらいですよね。例えば、猫背の人が背筋を伸ばした状態をキープしていると、お腹がピクピクしてきたり、背中が攣ったり・・・。そして、やっぱり「いつもの姿勢が楽!」と感じて、徐々に元通りの姿勢に戻ってしまいます。これは立ち姿のみならず、座っている状態で顕著に表れるように感じます。

ではあなたの座り方は、周囲からどのように見えているでしょうか? 無意識のうちに座り方ブスになっていないかチェックしてみましょう!

やりがち! 場所別、残念な座り方の女性の特徴

地べたに座ってしまう地ベタリアンは過去に話題になりましたよね。社会的にも問題になったので、「これは恥ずかしいものである」と心に留めている方も多いはず。しごとなでしこの皆さんは、直に座ったりはなさらないと思います。でも公共の場での残念な座り方はどうでしょう。見られていないようでしっかり見られています。肝に銘じて自分を振り返ってみてください。

<電車で>

電車内、見渡してみるとほとんどの方がスマホに集中して顔を下げています。残念なのは混雑していてもスマホに集中しすぎてまわりが見えなくなっている女性。例えば、車内が混雑してきているのに、足を組んだまま座っていたり、席を譲るべき人が目の前に立っていても気がつかずに座ったままの女性も…決して素敵には映りません。

また気が緩みすぎて大股開きになっている女性も気になります。特にスカートを履いている女性だと、こちらまでヒヤヒヤした気持ちに。過剰に気を張る必要はありませんが、リラックスとだらしないのは別物です。電車内では、美しく座る云々より、まわりへの配慮を考えて座ることが大切ですね。

<レストランで>

外食中は、自宅での食事マナーの癖が知らず知らずのうちに出てしまうものです。フレンチでは、「美しい振る舞いでいただくことは芸術」とも言われるので、テーブルマナーも知っておきたいですよね。でも、どんなに食べ方がきれいでも、姿勢や座り方が崩れていると台無し。背もたれに背をつけたまま足組みをしながらの食事はNGです。サービススタッフに対して横柄な態度に見えたり、作ってくれた方や食事への感謝の心が足りないと見られたりします。もし、気になる男性との食事で「マナーがなっていないから幻滅した…」などと思われたら残念。ぜひ美しい座り方を意識しましょう。

<オフィスで>

気の知れた同僚や上司とのオフィスでの仕事だとしても、座り方ひとつで、あなたの仕事の取組み姿勢が見えてしまいます。足を組んだり、足を投げ出したりした座り方は、謙虚には見えません。そのような人に、物事を頼みやすいでしょうか? 一緒に仕事をして気持ちいい人間関係が築けるよう、姿勢を正しましょう。すると職場の空気が変わり、成果も上がります!

以上、3つの場所別、残念な座り方の女性の特徴を挙げてみました。共通しているのは、足組みです。欧米では「襲われてもすぐに立てませんよ、だから私はリラックスしています」と、相手に安心感を与える所作としても使われたりもしますが、日本では偉そうな態度として捉えられてしまいます。では、ここで美しい座り方についてご紹介しましょう。

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美しい座り方の3つのポイント

1.膝とかかとをつけて、ひざ下は一直線にして座る

両方の膝をつけていても、両かかとがハの字に離れているいわゆる内股座りに。これは幼稚に見え、さらに足が太く短く見えてしまいます。逆に、膝がついておらず、かかとがついている座り方は、大股開き。だらしない上に、品がなく見えます。膝もかかとも両方つけた状態が美しいとされています。まずはここから試してみてください。

2.背もたれに寄りかからない

骨盤を立てるようなイメージで背筋をスッと伸ばし背もたれを使わずに座りましょう。背もたれに寄りかかってしまうと、猫背になったり、足を投げ出す姿勢になったりします。結果、腰痛や太る原因にもなりかねません。

3.足先を膝より前の位置へ。そして左右どちらか斜めに流す

写真撮影などで、よりエレガントに見せたいときは足先を膝より少し前の位置にして、さらに左右のどちらかに斜めに足を揃えると美しさがアップ。足が細く、長く見えます。普段は斜めにせずまっすぐの方が、身体に負担がかかりません。

心の態度は見事に身体に表れます。喋らなくても、メッセージは伝わってしまうのです。癖を直すのは根気が入りますが、自分座り方で無意識のマナー違反をしているかもと感じたならば、意識的に改善してみてくださいね。慣れないうちは、楽な姿勢に戻ろうとしますが、継続すれば習慣となり、座り方という所作だけでも一目置かれる存在になります。

マナーアップは、まわりへの思いやりや配慮だけでなく見た目の美しさにもあらわれます!

古岡めぐみ 現役ホテルマン・マナー講師

沖縄「カヌチャベイリゾート」や、大阪「大阪マルビル大阪第一ホテル」など、名だたるホテルでの勤務経験をもつ現役ホテルマン。お客様からの多くの支持を集め、また後輩育成にも力を注いできたことを認められ、過去に社内表彰されること多数。
現在は富山県内のホテルフロントスタッフとして勤務しながら、これまでの自身の経験をもとに接客マナーやホスピタリティなどのセミナー講師としても活動している。

 
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