マナー

2016.12.03

笑顔が大切! わかっているのになぜできない?|現役ホテルマンに習うマナーの真髄

古岡めぐみ 現役ホテルマン・マナー講師

現役ホテルマンの古岡です。私の経験にもとづいて女性がよりしなやかに働けるよう、マナーについてご紹介しています。

笑顔が大切な理由って?

前回は、来客応対が苦手な場合、どうすべきかについてお話しをしました。今回は笑顔の大切さについてを考えていきましょう。

笑顔の人を見ていると、自分もつられて笑顔になることありますよね?
笑顔で挨拶したり話したり…誰でも笑顔でなんでもできたほうがいいことはわかっているんです。
でもついつい自分の機嫌がいい時だけ笑顔になっていません?

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笑顔のメカニズムについて知ってみよう

誰かに「ありがとう」と言われ嬉しいと感じた時、仲良しの友達とのおしゃべりが楽しいと感じた時、パートナーに抱きしめてもらって幸せと感じた時、あなたの表情は無意識のうちに笑顔になっているはず。もしも「笑顔禁止」というミッションが課されたとしたら、うれしい&楽しい瞬間にピクリとも表情を変えずにこらえる事はできるでしょうか。

そんなことできませんよね(笑)。

毎年恒例の人気TV番組「笑ってはいけないシリーズ」を思い出してみてください。楽しい、面白い、嬉しいというような感情が動いたときに笑いをこらえるのはとても困難だということがわかるはず。中でもプッと反射的に笑ってしまうような笑いは、脳神経的にも自分の意思ではコントロールできないそう。

ということは、反対に忙しさでイライラしたり、退屈と感じたりした時は、反射的にマイナスの感情が表情に出てしまうことも自然なこと。

しかし、人間というのはひとりで生活しているわけではありません。なにもかも自分の感情に任せて生きていたら周囲の人と衝突し、とんでもないトラブルを引き起こしかねません。

嬉しい、楽しい、幸せな時は、誰でも笑顔でいられます。しかし仕事中など、イライラしていても退屈なときでも笑顔でいなければいけないシーンは私たちの日常によくあること。
そんなときに笑顔をつくるとっておきの方法があるんです。

笑顔をつくる方法1
笑顔を意識的にコントロールする

つい笑ってしまうことは自分でコントロールできないものと冒頭に書きましたが、つくり笑いのように自分でコントロールできる笑顔もあります。もちろん、つくり笑顔よりも自然に生まれる笑顔の方が見ている側にとって気持ちいいものです。でも、意識と訓練次第で意識的な笑顔を自然な笑顔に近づけることはできるのです。

その意識と訓練とは「相手にどんな風に見えているだろうか?」と、自分を客観視し、表情を整えていくこと。誰だって忙しいと眉間にしわが寄ってしまったり、嫌なことがあるとついムッとした表情になったりします。でもどんな場面でもどれだけ早く自分の表情に気づき、表情を整えていけるかがポイントです。概ねどこの職場でも、周囲に好かれている人というのは、自分の表情を意識できていて、つくり笑顔だとしても笑顔上手な人なのです。

笑顔をつくる方法2
自ら嬉しい、楽しい、幸せを演出していく

これを読みながら毎日笑顔を意識するって疲れそう…と思いますか? 確かに意識して笑顔キープを実行していると、頬の筋肉がピクピクしてきて頬がキューッと疲れてきます。でもここで知っておいてほしいことがもうひとつあるのです。笑顔の自分を意識できるようになると、どんどんいい事が起こるということ!

例えば職場であれば、
口角を上げているだけで、余裕があるように見え話しかけられやすくなり、仕事面で頼りにされるようになる→「●●さんはいつも気持ちよく仕事を引き受けてくれる」と思われ信頼度がアップする。

最初はぎこちなくても無理矢理でもOK!
口角を1ミリ上げるところから始めてみてくださいね。この笑顔の自家発電ができるようになると、自分自身も嬉しい、楽しい、幸せな気分になってくるのです。さらにその笑顔が生む明るいエネルギーは周囲にいる人にも伝わり「あなたと一緒に仕事をすると楽しい」「あなたがいてくれると気持ちがいい」「見ているだけで笑顔になる、いつもありがとう」などなど、これまで言われなかった温かい言葉を受け取ることになるでしょう。

笑顔はビジネスマナーの中でも大切なことのひとつ!

わかっているのにできない人も、少しの意識と訓練で変わります! 口角を上げて、優しい目元の微笑みで、あなたの笑顔を明日から(^^)

大丈夫、あなたならできる!

古岡めぐみ 現役ホテルマン・マナー講師

沖縄「カヌチャベイリゾート」や、大阪「大阪マルビル大阪第一ホテル」など、名だたるホテルでの勤務経験をもつ現役ホテルマン。お客様からの多くの支持を集め、また後輩育成にも力を注いできたことを認められ、過去に社内表彰されること多数。
現在は富山県内のホテルフロントスタッフとして勤務しながら、これまでの自身の経験をもとに接客マナーやホスピタリティなどのセミナー講師としても活動している。

 
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