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2017.05.20

青柳翔「心に残った言葉は、“緊張なんておこがましい”」|映画『たたら侍』インタビュー前編

しごとなでしこ編集部

モントリオール世界映画祭で最優秀芸術賞も受賞!
映画『たたら侍』は5月20日公開

映画やドラマで大活躍の青柳翔さん。5月20日(土)から公開となる映画『たたら侍』では、“たたら吹き”の伝統を守ることを宿命づけられていながらも、侍に憧れて村を出た男・伍介を熱演。今作はモントリオール世界映画祭で最優秀芸術賞を受賞するなど公開前から多くの話題を集めています。作品の中で演じた役柄や作品を通して感じたことなどを語っていただきました。

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——最初に脚本を読まれた時はどんな感想をもたれましたか?

青柳「まず感じたのは、主人公の伍介は人を斬らないということ。そこは監督にも質問させていただいた部分でした。ラストに向けてどういう風に演じたらいいのか、自分の中でもいろいろと考えましたし、相談もしました。とにかく人が斬られて血しぶきが飛び散るというような描写が一切ないんです」

——監督から言われて勇気付けられた言葉というのはありますか?

青柳「“伍介の好きなようにやってくれていいよ”と言ってくださったのは、支えになりましたが同時に責任もすごく感じました」

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——そうそうたるメンバーの中での主演でプレッシャーもあったのではないでしょうか。

青柳「大先輩方に囲まれて伍介という役をやらせていただいて、すごく緊張もありましたし、責任もすごく大きいなと。撮影前もそうですし、今でも思っています」

心に残った言葉「緊張なんておこがましい」

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——演技をされるときに一番心がけていることは何ですか?

青柳「とにかく役になりきるということです。それを考えつつ、緊張しないこと。アドバイスをいただきながら自分の思うように演じていくように心がけています」

——緊張しないようにというのは難しいですが、何を意識づけているんでしょうか?

青柳「現場で奈良岡さん(奈良岡朋子さん/劇中では祈祷師・三洲穂役)とご一緒させていただいたときに、緊張するかという話になったんですが、そのときに奈良岡さんが“緊張するのがおこがましいのよ。自分をよく見せようとしたり自分ができること以上のことをしようとするときに緊張する。だからありのままでいなさい”と言ってくださったことがすごく心に残っています。とはいえ、今でももちろん緊張はしちゃうんですけどね(笑)」

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——伍介を演じるにあたって意識したことはありますか

青柳「一番よくやっていたのは、木刀を振ることでした。伍介がやっていたことであろうことをやりたかったんです。木刀は美術さんが1本の木から作ってくださったものなのですが、手に馴染ませたかったし、愛着を沸かせたかったので常に持っていましたね。あと、最後のシーンにもっていくまでの気持ちの流れは、とても大事な部分なので監督や他のスタッフさんと相談させてもらいながらやらせてもらいました」

——伍介というキャラクターですが、どんな人物だと感じましたか?

青柳「成長していく様を見せることが、伍介を演じることだと解釈していました。村を守りたいという想いから侍になることを決意する男ですが、とにかく何度も何度もいろんなところで失敗する人物なので、演じるのはとても難しかったです。演じやすいかどうかと聞かれたら、正直演じにくい役でした。でも、演じやすいのがいいわけではないと思いますし、逆に難しい役だからこそ、いろんな人に話を聞いたり相談しながらできたので、自分にとっては貴重な経験になりました」

大変な環境の中、周りの人の優しさに助けられた

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——地域の方々も撮影に協力してくださったようですね。

青柳「ものすごくご協力いただきました。地域の方々のおかげと言っても過言じゃないくらいです。例えば昼の弁当の時に温かい汁物を用意してくださったり、名産のしじみ汁を用意してくださったり…。地元のおいしい牛乳を差し入れしてくださってその牛乳がとてもおいしく、ほぼ毎日飲んでいました。みんな寒い中、疲れている中で温かいもが本当にありがたいんですよ。本当に助けていただきましたね」

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後編へ

文/岡野亜紀子 写真/大川晋児
スタイリスト/松川総(TRON) ヘアメイク/鵜飼雄輔(TRON)

映画『たたら侍』は5月20日公開

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出演:青柳翔/小林直己 田畑智子 石井杏奈
AKIRA/奈良岡朋子/津川雅彦 ほか
監督:錦織良成
エグゼクティヴ・プロデューサー:EXILE HIRO
新宿バルト9、TOHOシネマズ新宿ほか全国公開
(c)2017「たたら侍」製作委員会

 
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