エンタメ

2017.05.19

実は霊媒師!? トンデモ設定に一気に引き込まれる映画『パーソナルショッパー』

しごとなでしこ編集部

タイトルからは想像できない!
人間の闇に忍び寄る影を描いたサイコミステリー

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ショックなことがあった時、心が弱っている時、普段なら感じない負の連鎖を感じたことはありませんか? どこかにすがりたいと思うがあまり、いつもなら頼らないようなものまで頼り、さらに泥沼に踏み込んでしまったり…。

現在公開中の映画『パーソナルショッパー』では、双子の兄を亡くし、悲しみから立ち直れなくなった主人公・モウリーンがズブズブと泥沼に足を、というよりも身体中泥沼に溺れていく様を描き切っているのです。

タイトルからくるポップなイメージは一回置いて、ミステリーだと思い直しましょう

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え? パーソナルショッパーのキラキラした日常を描いた作品ではないかって? そうですね…。タイトルはパーソナルショッパーという、セレブの買い物を代行する職業がタイトルになっていますが、もはや、その職業は、主人公がその職業についていますというレベルでの話。作品中にシャネルやカルティエなどのハイブランドの服は続々と登場しますが、それよりもなによりもこの物語の芯は“ミステリー”

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実は霊媒師(!)というモウリーンは、パーソナルショッパーをしながらも、死んだ兄からのメッセージを探していくうちに、殺人事件にまで巻き込まれるのです。さらに心霊現象がどんどん表れる始末。さらにモウリーンは、普段なら気にもしないであろう、誰からかわからないショートメールに心をかき乱されます。これは、私たちにも起きないとは言えないアクシデント。心が弱っているからこそ、普段ではおかしいとジャッジできるものが出来なくなり、さらに自分を追い詰めてしまうのです。はたしてモウリーンはこの泥沼から這い上がることはできるのでしょうか。

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ちなみに、日本でパーソナルショッパーとして活躍している高田空人衣さんは、今作によせて「弱っている時こそ、とんでもないことに巻き込まれるのはよくある事。パーソナルショッパーは聞こえは煌びやかですが、どんな仕事でも地味な部分があり、大変なこともあります。だからこそ、私は私と強く芯を持つことが大事。それでこそ、本当のオシャレが楽しめると思います」とコメント。たしかに、今作では、華やかな仕事の裏側も描き、自分を持つことの大切さを教えてくれるのです。

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シャネルをはじめ、ちゃんとハイブランドの洋服も出てきます

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今作では、そんな暗い部分だけでなく、シャネルが衣装協力していることもあり、ファッションは煌びやか。目を引く靴や小物などにも注目です。が! 今作の肝はサイコミステリー! ぜひ心してみることをオススメします。

文/高橋あや

映画『パーソナルショッパー』は5月12日公開

監督:オリヴィエ・アサイヤス(『夏時間の庭』『アクトレス ~女たちの舞台~』)
出演:クリステン・スチュワート、ラース・アイディンガ―、シグリッド・ブアジズ
公式サイト:personalshopper-movie.com

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