エンタメ

2017.03.31

“卒業”に想いを馳せる名作映画DVDで、おこもりな週末もいいと思う♪

羽佐田 瑶子

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卒業、それは寂しいけれど新しい何かが始まるかもしれない、ワクワクとドキドキが入り交じる時期ですよね。恋の“別れ”だけではなくて、新しい生活が始まる前は故郷、仕事、友達、いろんな別れがあると思います。どうしてもさよならしなければならなかったものに想いをはせたくなる、そんな映画を選びました。

学生時代の友だちを思い出す、涙の青春映画『サニー 永遠の仲間たち』

学生時代を描いた作品でピカイチにおすすめなのがこちら、7人組女子中学生グループの青春を描いた韓国映画です。韓国の作品は映画ファンの間でもとても評価が高く、お馴染みの恋愛ものだけでなくハリウッド系の超大作もあれば、こうしたヒューマンドラマも、ジャンルが幅広いうえに細かく丁寧な描写が特徴です。中でもこの『サニー 永遠の仲間たち』は2011年韓国で740万人を動員した大ヒット作!

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この映画、女性ならではの人生の紆余曲折を1970〜80年代の洋楽ヒット曲とともに明るく切なく描きます。楽しかった学生時代は一瞬、大人になりながら離れ離れになりそれぞれの人生を歩んでいた7人が、再結していく姿を追います。笑いあり涙あり、最後にはぐっと心をつかまれます。
学生時代、嫌いな人もいたし、ケンカもしたし、無力で何もできないこともあったかもしれません。でもそんな時に助けてくれたのが友人だったと思い出させてくれる。子供の頃は誰も想像していなかった自分の人生、様々な人や場所と別れて出会う、大切なことを教えてくれる映画です。

『サニー 永遠の仲間たち デラックス・エディション』発売中
Blu-ray 4,700円(税別)、DVD3,800円(税別)
発売元:ミッドシップ
販売元:TCエンタテインメント
(c)2011 CJ E&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED

今でも多くの人に愛される山田洋次監督の代表作『学校』

舞台は「夜間中学」、生まれや家庭環境、様々な諸事情により学校に通えなかった生徒たち、そして1人の先生との卒業までの日々を描きます。

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「夜間学校の生徒」が抱える事情はそれぞれ複雑です。在日外国人や、戦時中に教育の機会を失った60過ぎの男性など、人種や年齢も大きく異なるのに、教室という狭い世界で出会ったお互いを認め合いながら、様々な境遇を乗り越えていく様は勇気が出ます。生徒たち1人1人の人生が丁寧に描かれていることで、そのあとに訪れる感動もひとしおです。
ラストは衝撃的な事件がおきます。それをきっかけに各々が考え始める「幸福とは?」という問い。新しい生活が始まっていく中、この問いの答えは大切な言葉になるはずです。ご家族で鑑賞するのもおすすめの作品。

『学校』好評発売中
DVD ¥3,800(税別)
発売元:松竹
販売元:松竹
(C)松竹株式会社/日本テレビ放送網株式会社/住友商事株式会社

自分の未来と真剣に向き合うことの大切さに、改めて気づかされる『耳をすませば』

この映画に影響されて図書館に通い、貸出しカードを何度もチェックした人は一体何人いるんでしょう。ちなみに私もそのひとりです。

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『耳をすませば』はスタジオジブリ作品ですが、宮崎駿監督や高畑勲監督ではなく、彼らの後継者として期待されていた近藤喜文監督による作品です。ご病気で亡くなられてしまい、彼の遺作ともなりました。そういった意味でも、筆者にとって思い入れの強い作品です。
主人公・月島 雫と、その同級生・天沢聖司の恋愛模様は、放映当時から今に至るまで多くの人に影響を与えましたが、本作の魅力はそれだけではありません。将来の夢と葛藤し、自分を取り巻くものとの別れを決断する。気がつけば過ぎ去っている日常の中で、新しい道へ歩み出す決断をすることは想像以上に困難なものですよね。そんな一歩を迷いながら、イライラしながら、そんな自分に葛藤しながら一生懸命、人生を生きようとする人々を描いているのがこの作品です。幾通りもある別れと決断に、勇気づけられる作品です。

『耳をすませば』発売中
価格:4700円(税別)
発売元:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©1995 柊あおい/集英社・Studio Ghibli・NH

今まさに“卒業”し、新生活が始まる人から、それを見守る人、そんな過去の自分に想いを馳せる人。これから始まる新たなシーズンに向け、これらの作品を、今までの人生を振り返るきっかけにしてはいかがでしょうか!

Writer 羽佐田 瑶子

 
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