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2016.11.29

「君の名は。」「溺れるナイフ」…次々と話題作に出演する上白石萌音に注目!

映画「溺れるナイフ」の上白石萌音演じる「カナ」に共感の声

「自分はあの子にはかなわない」
「あの子は、どうしてあんなにかわいいんだろう。それに比べて私は…」
「あの子さえいなければ、あの人は私を好きになってくれたかもしれない…」

そんなことを思ったこと、誰もがあると思います。あこがれがいつしか嫉妬に変わり、ひどい場合、憎しみになる。それはすべて自分の劣等感が生んだもの。決して相手が悪いわけではありません。でも、それでも憧れが辛い想いになってしまうのも、きっとあなたが「人間」だから。それは仕方ないことなのです。そう思ってしまうのは、誰もが同じなのだから。

ジョージ朝倉原作の映画『溺れるナイフ』はもうご覧になりましたか?
今作は美しくてカリスマモデルをしていた夏芽(小松菜奈)が、家の事情でなにもない田舎に引っ越すことから物語が始まります。そこで出会った、夏芽とは違う輝きを放ち、神々しさを持つ神主の跡取り息子・コウ(菅田将暉)に恋をすることで、夏芽の人生は大きく変化を遂げていくという、青春ストーリーになるわけですが…。その2人の物語は文句なしに美しく、そして苦しくて痛々しくて、こんなにも見せなくてもいいよというくらい、青春の黒い部分、えぐった部分を提示するからこそ、他のラブストーリーとはまったく違う、でも何よりも共感できる話になっているんです。

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とはいえ、共感できる役柄は、このカリスマ的女子の夏芽というよりも、この夏芽に憧れ、コウを崇拝し、コウのためならどんな罪だって犯し、自分が劣等感の塊であることを気づきながら、2人の幸せを願う歪んだ上白石萌音演じる「カナ」だと言う人も多いのではないでしょうか。

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左が「カナ」役の上白石萌音。

あか抜けず、スタイルもよくない自分を知れば知るほど、憧れの存在となっていく夏芽。その夏芽と、コウが最高のカップルに見えるからこそ、自分はその二人のためならどんなこともすると願うのは、歪んではいるものの、ピュアな心。 その思いゆえに、彼女は大きな罪に手を出してしまうのです。しかも、そのことを暴露されるまで気づかない夏芽との関係も、とてもリアルで、痛いほどわかる人が多いはずです。実際の萌音ちゃんは本当にかわいくて愛らしくてそれこそ憧れる存在。それでも、彼女は「カナちゃんの想いが痛いほどわかる」というほど、共感したからこそ、ここまでリアルに演じぬくことができたのでしょう。人生の主役にはなれなくても、想いを貫くことだけはしたい。あなたに敵わないことなんてわかってる。ただ、好きでいたいだけ。そんな想いが画面からぎゅっと溢れてくる瞬間、「あの頃」に戻って涙する人も多いはずです。もちろん、主役は夏芽とコウの物語。でも、カナ目線で見てみると、さらにこの作品があなたにとっての特別なものになるのかもしれませんよ。

待機作は、2017年スタートの主演ドラマ「ホクサイと飯さえあれば」

「君の名は。」「溺れるナイフ」話題作に続々出演し続ける上白石萌音。次なる作品は2017年1月より始まるMBS/TBSドラマ「ホクサイと飯さえあれば」。本作は同名のコミックが原作のグルメドラマ。いかに安く、いかに美味しく、幸せを感じながら食べるかという創意工夫の自炊ライフを描いた話題作。例えば、炊飯器やお鍋がなくても美味しいご飯が炊ける方法…など、DIY精神たっぷりのレシピ飯ドラマになるとか。そして、このドラマ、何がすごいって、グルメドラマなのに食べるシーンが一切ない! 上白石自身も「食べるシーンがないという、とても珍しい食ドラマなのですが、皆さんの心を温められるような、そしてお腹がぐ~と鳴ってしまうような…ほかほか美味しいドラマをお届けできるように、ホクサイと一緒に頑張ります」とコメント。

10月には歌手デビューも果たした上白石萌音。今後の活躍が楽しみで仕方ない。(高橋あや)

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『溺れるナイフ』(公開中)
出演:小松菜奈、菅田将暉、重岡大毅(ジャニーズWEST)、上白石萌音、志磨遼平(ドレスコーズ)ほか
©ジョージ朝倉/講談社 ©2016「溺れるナイフ」製作委員会

『ホクサイと飯さえあれば」(2017年1月よりMSB/TBSドラマイズム枠で放送)
出演:上白石萌音
©鈴木小波/講談社・「ホクサイと飯さえあれば」製作委員会・MBS

 
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