インタビュー

2016.11.23

木村佳乃「30代、40代は仕事がどんどん楽しくなるとき」

なでしこインタビュー

Netflix オリジナルドラマ『ザ・クラウン』のジャパンアンバサダーに木村佳乃さんが就任

若くして即位した英国女王エリザベス2世が一人の女性として葛藤しながら君主として成長する様を描いたNetflix オリジナルドラマ『ザ・クラウン』。同ドラマのジャパン・アンバサダーに女優として精力的に活動を続けながら母親業もこなす木村佳乃さんが就任。王妃のように美しく気品溢れる木村さんに、エリザベス女王とご自身との共通点や現在の仕事との向き合い方などを伺いました。01

エリザベス女王は些細なことでは落ち込まないし、愚痴もほとんど言わない

—今作ではエリザベス女王のが一人の女性として葛藤しながら成長する姿が描かれていますが、木村さんは作品をご覧になってどんなことを感じましたか?

木村「私が物心ついたときにはエリザベス女王はお年を召していらしたので、エレガントに国民に手を振っているお姿のイメージしかありませんでした。でも、今作では若くして即位されて、さらに即位時には既に結婚と出産も経験しているということも描かれていたので、エリザベス女王に対してのイメージがガラッと変わったというか。そんな風に王室の裏側をのぞき見てるような気分も味わえてすごく好きな作品だなと思いました」

—驚かれたエピソードはありましたか?

木村「フィリップ王子とご結婚されるまでにひと悶着あったというエピソードが盛り込まれていて驚きました(笑)。いろいろな問題があって結婚を反対されていたそうなんです。ドラマを見ると『こんなことがあったのか』と皆さん驚かれると思いますよ」

—これまで知ることのできなかったエリザベス女王の魅力をこのドラマから感じ取ることはできましたか?

木村「妹のマーガレット王女が随分年上の方と不倫していて、その方の離婚が成立してから3年間は彼と別々に暮らすことを強要されるんですね。そしたら結婚を認めると。でも、やはり議会が認めてくれなくて、最初はエリザベスもどうにかして結婚を認めてあげたいと頑張るんですけど議会で決まったことはどうにもならないんです。姉としての感情は押し殺して、女王としてマーガレット王女と向き合う姿にはとても心を揺さぶられました。辛くて悲しいエピソードですが、エリザベス女王の人間らしい部分が垣間見れてとても興味深かったです」

—もしアンバサダーとしていつかエリザベス女王に会えるとしたらどんなお話をしたいですか?

木村「想像しただけでワクワクしますね。25歳から90歳まで女王として君臨し続けてるわけですから、ものすごいオーラが出ていて圧倒されるんじゃないでしょうか。もし質問できるとしたら日本に関してどう思ってるのか聞いてみたいです。でももしかしたら緊張してうまく言葉が出てこないかもしれませんけど(笑)」

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▲英国大使館で行われた就任式では、白のロングドレスに総額1億1千万円のティアラ、イヤリング、ネックレスを身に付けて登場。ネックレスはイギリスの老舗ダイヤモンドカッターズブランドMONNICKENDAMのもの。左はティム・ヒッチンズ駐日英国大使

—妻として母親として、そして王女として公務をこなすお姿を見てご自身と重なる部分はありましたか?

木村「女王としてたくましくなっていく姿を見て、わたしもまだまだ頑張らなきゃいけないなと思いました。女王は成長していくにつれ些細なことでは落ち込まなくなったり愚痴をほとんど言わなくなるので、そこは自分と似ていると感じました」

—最近はバラエティ番組に出演するなど、木村さんの新たな魅力を知る機会が増えました。お子さんが生まれたことでお仕事との向き合い方も変わりましたか?

木村「そうですね。子供向けの番組をよく見るようになりましたし、子供が喜んでくれるようなお仕事もしていきたいと思うようになりました。これからもバラエティからドラマまで幅広く出演して、我が子が見て楽しめるような作品に出演していきたいです」

充実感を味わいながら責任ある仕事をしていくと、40代で更に仕事が楽しくなってくる

—今後チャレンジしてみたい役はありますか?

木村「実はわたし最近不思議なご縁を感じてまして、現在開催中のマリー・アントワネット展のオフィシャルサポーターを務めさせて頂いてるのですが、今作のジャパン・アンバサダーもありがたいことにお話を頂いて。ということは次に女王の役がくるんじゃないかと思ってしまって(笑)。『ロード・オブ・ザ・リング』に出てくる女王役とか演じてみたいです」

—家庭と仕事を両立するための秘訣はありますか?

木村「仕事は仕事、家庭は家庭とハッキリ自分の中で分けるようにしています。仕事が大好きですし、もちろん子育てもしっかりやりたいので、そこはハッキリと線引きすることが大事なのかなと思っています」

—では最後に、働く女性にメッセージをお願いします。

木村「私は30代で結婚して子供を産んだので、とても忙しく過ごしてるうちに気がついたら40歳になっていました。20代からお仕事されている方は30代になると仕事の内容がより深くなって責任も出てきますよね。30代って充実できたり仕事がどんどん楽しくなってくる時期だと思うんです。充実感を味わいながら責任ある仕事をしていくと、今度は40代で更に仕事が楽しくなってくると思います」(奥村百恵)

03▲インタビューに、英国王室カラーであるロイヤルブルーのワンピースを着てのぞんでくれた木村佳乃さん

木村佳乃(きむらよしの)
1976年 イギリス生まれ。3歳までイギリスで過ごす。1996年に女優デビュー。2010年に少年隊の東山紀之さんと結婚し、翌年第1子となる長女を出産。2013年には第2子となる次女を出産。最近はバラエティ番組などでも活躍。

Netflix
190以上の国で8600万人のメンバーが利用する世界最大級のオンラインストリーミングサービス。オリジナルコンテンツ、ドキュメンタリー、長編映画など、1日1億2500万時間を超える映画やドラマを配信中。

Netflix

Netflixオリジナルドラマ『ザ・クラウン』

今なお絶大な影響力を持つ英国君主・エリザベス2世。彼女の知られざる素顔を浮き彫りにしていくヒューマンドラマ。いかにして様々な苦悩を乗り越え、国民の愛を勝ち取って来たのか? 20世紀後半を彩る歴史的事件の影で一人の女性が、葛藤しながら君主として成長する様子 を描く大作ドラマ。全10話(配信中)
出演:クレア・フォイ、ジョン・リスゴー、マット・スミス ほか(2016)

 
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