今夜もボナペティート

2016.12.04

連載「今夜もボナペティート」でおなじみ、イタリア家庭料理研究家・山中律子さんが開く「骨董イタリアン」に潜入!

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しごとなでしこの人気コラム「今夜もボナペティート」でもおなじみ、イタリア家庭料理研究家の山中律子さんが、骨董商の三嶋亜希子さんとコラボレーションして活動している「骨董イタリアン」。これは、日本の骨董の器でイタリア家庭料理をいただくというなんとも贅沢な試みなのです。そんな素敵な催しがあると聞き、早速お邪魔してみました。

「骨董イタリアン」の会場はなんとイタリア大使館!

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今回の「骨董イタリアン」は駐日イタリア大使夫人リータ・マンネッラさんのご招待という形で開催。会場となったイタリア大使館には、各国の大使夫人やVIPの方々が参加されていました。イタリア大使館に足を踏み入れると…意外にも広大な日本庭園が。それもそのはず、ここは旧松方公爵邸を昭和の初めにイタリア政府が買い取ったものなんだそう。

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▲立派な日本庭園が広がる大使館内。お庭の紅葉がまっさかり。

イベントが始まる直前の厨房へ…

いよいよランチが始まる…という直前、厨房へ入らせていただきました。ドアを抜けると、なんともよい香り! 今回の30名以上のお客様のランチを作る山中さん。そして、福岡から運んで来たという骨董の器に美味しそうなお料理を盛りつける骨董商・三嶋さんの姿も…。これから始まる宴に心もお腹もワクワクです!

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▲厨房中に広がるチーズのいい香り。

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▲30名以上のお料理は圧巻!

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▲これから使われるであろう器もそこかしこに。

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▲こちらは皆敷といって、お料理の下に敷くための植物たち。鮮やかな赤や緑がきれい。

お食事…の前にトルテッリーニ講座が!

今回のお食事会には、山中さんから、日本ではなかなか食べられる機会が少ない、北イタリアのパスタ「トルテッリーニ」の作り方の実演が。ゲストのみなさんも、熱心にメモをとったり質問したりと真剣そのもの。

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トルテッリーニとは小麦粉と卵をまぜた生地に、ナツメグ、パルメザンチーズ、豚肉、モルタデッラというソーセージ、生ハムをミンチしたものを混ぜ合わせた具を入れたもの。

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山中さんの手によって手際よく作られるトルテッリーニたち。

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このかわいらしい三角帽子みたいなパスタたちは、なんとひとつずつ指に巻き付けて作るんです! イタリア大使夫人のリータさんからは、「夫とケンカしたときに生地をこねるとよくこねられて、ストレス発散になるわよ!」なんていうジョークも飛び出し、なごやかな雰囲気。

いよいよランチが始まります!

ずらりと並べられた輪島塗りのお重。一体ここにどんなお料理が来るのでしょうか? いよいよランチがスタート!

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まずは一品目は、パプリカをローストしたものにオイルソースとツナのクリームを添えたアペタイザー。小鉢にはキャビアとあえたお豆と、ブロッコリーのフランの上にカブのポタージュを注いだものも用意されました。古伊万里のお皿に鮮やかなパプリカが映えます。肉厚のパプリカと濃厚なクリームがマッチしてなんともおいしい!

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ランチの前に実演していただいたパスタ、トルテッリーニも登場。優しい味のブイヨンスープの中にあるトルテッリーニはまた格別。小さいながらもお肉が入っているから満足感もたっぷりです。

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トルテッリーニを堪能したあとは、チコリの一種であるラディッキオのリゾットが登場。チコリのほんの少し苦みとチーズが混ぜ合わさって、これまた美味!

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メインはホロホロ鳥と、シャインマスカットをコニャックにつけこんで煮込んだお料理が登場。口の中でほどけるようなお肉が絶品です。ランチに来られた方はマスカットとお肉の組み合わせに驚かれていたようでしたが、これがまたマスカットの甘みと酸味がコニャックに合って、さらにお肉とも不思議と合うんです。

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デザートはパンナコッタ。イタリア語でパンナ=生クリーム、コッタ=焼いたという意味らしく、まさに生クリームがたっぷり甘くて濃厚で、今まで食べたパンナコッタの中でいちばん美味しかったです!

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こうして写真を見ているだけでもついついお腹がすいてしまいますよね(笑)。おいしいイタリア家庭料理と日本の骨董の器たち。意外性が素敵なコラボレーションに、お腹も目も存分に楽しんでしまいました。(國江聡子)

連載「今夜もボナペティート」が好評連載中!

「しごとなでしこ」では、山中律子さんがイタリア各地のマンマたちから学んだ料理やライフスタイルについて語るコラム「今夜もボナペティート」が大好評連載中! 是非、チェックしてくださいね。

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Profile
山中律子(イタリア家庭料理研究家)…慶応義塾大学法学部政治学科卒。電通にてコピーライターとして勤務の傍ら、イタリア家庭料理研究家として活動。毎年、子連れでイタリア各地の田舎を旅し、アグリトゥーリズモや農家のマンマに料理を習う。自宅で料理教室や料理イベントを主催。著書に「トルテリーニが食べたくて」。

三嶋亜希子(骨董商&器コーディネーター)…「器と、そのまわり 杜鵑草」代表。20代前半に仕事で出会った骨董の器に魅せられ、仕事の傍ら骨董屋に弟子入り。短大卒業後、広告制作会社、広告代理店勤務などを経て、2013年より本格的に骨董商として起業。皆敷(料理に添える木の葉など、和食の盛りつけ文化)を用いた器コーディネーターとしての活動を開始。季節感や情景の表現を得意とし、独自の皆敷のスタイルを提唱。骨董の器と皆敷のワークショップならびにコラム等で勢力的に普及活動を行っている。2016年12月5日(月)10時〜16時、飯田橋「アスタリクス会議室」にて、骨董コレクション特別展示会を開催。

 
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