猫コラム

2017.04.19

猫がにゃーと鳴いたら歯医者が儲かる【バタフライエフェクト】・・・ネコテキvol.30

マツオアヤ ネコラムニスト
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風が吹いても桶屋を儲けさせたくない猫好きのために

風が吹くと桶屋が儲かる。
という諺がある。詳しくはいつもどおりはしょるけれども、<風が吹くと目が悪い人が増えて三味線が売れて猫が減って(理由は悲しいのでここではスルー)ネズミが増えて箱を齧るから桶とか箱物を売る店が儲かる>という(ある意味無理やりなこじつけだが)些細いなことが関係ないと思われる物事につながるという意味である。

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▲小生宅の小鉄さん。彼女が「にゃー」と鳴いた時、そう、あの悲劇は始まったのだ。

英語でも「バタフライエフェクト」という言葉がある。
<風が吹くと〜(以下風桶)>の英語バージョンだが蝶々のささやかな羽ばたきがいろいろな物事を経て遠く離れた場所で竜巻や嵐を起こす、というまさに<風桶>的な言葉である。

最近映画やゲームで(まさにそのままのタイトルの映画もありましたね)は、誰か(主人公)の選んだ選択がその後の展開のキーになり、最初の選択した場面まで戻って違う選択肢を選ぶと、その後のストーリーに異なる変化が起きる、という仕掛けに使われている。

<風桶>では猫の待遇が非常に悪いのでなにか新しいものを考えてみた

とりあえずスタートは猫で行こう。

猫がにゃーと鳴く

そういえば餌が切れていたと飼い主が外に出る

カリカリコーナーの横の猫草をみて今夜はニラ玉にでもしようかしらと思いつく

そのままスーパーに行くが残念ニラが売り切れだ

卵はあるから卵焼きにシャケみたいなヘルシー夕飯にするか

夕食がヘルシーだから今日は食後にハイボールも追加しよう

つまみが欲しい。どうせならヘルシー縛りでアタリメにするか
(そろそろオチが見えてきたと思うが続ける)

しかしアタリメは硬いなあ

そういえばそろそろ賞味期限が近い豆腐があった

アタリメを噛む勢いで豆腐を食べる

勢いよくやわらかいものを噛んだために歯が当たって痛める

歯医者へ行く羽目になって歯医者が儲かる(GOAL)

そう、これは小生のこの前のリアルなバタフライエフェクトである。
猫が鳴くのはしょっちゅうなので、ここでは<猫草からニラを想像した>というのがキーポイントである(たぶん)。ここでネギを連想していればきっと歯医者が儲かることもなく美味しく夕食を食べ終えていたはずなのに。

まあ人生ってこういう小さな<風桶>の連続でできていて、ゲームと違って残念ながらやり直しはできないけれどもこうやって振り返ってみたり、これから選択することの先を予想してみたり。たまにはそんなのも楽しいかもしれない。

さて、今日は猫がまだ寝ていて鳴いてないからニラ玉にしよう。
(そしてまた違うバタフライエフェクトが始まる…)

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マツオアヤ

ライター/エディター/コラムニスト
こらえ性のない飽き症という特性を生かして、雑誌からカタログ、ウエブコラムまでつれづれなるままに活動中。夫婦料理ユニット「#サイトウのゴハン」ディレクター。ネコテキインスタグラムはこちら

 
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