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2017.02.12

あなたの“失いたくない、大切なもの”は何ですか|今週の『東京タラレバ娘』第4話ドラマウォッチング

しごとなでしこ編集部
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あなたの“失いたくない、大切なもの”は何ですか

売れない脚本家・倫子(吉高由里子)、ネイリスト・香(榮倉奈々)、居酒屋の看板娘・小雪(大島優子)の“30歳、独身、彼氏ナシ”3人娘が幸せ求めて奮闘するドラマ「東京タラレバ娘」(日本テレビ系)を勝手にウォッチングする「しごとなでしこ」オリジナル企画。

第4話では、女の幸せに欠かせないもの、それは男だけじゃない!という気づきが。思わずうんうんとうなづいてしまうシーン満載!

女として全否定された倫子・・・立ち上がれるか

「だからあんたたちはダメなんだよ。すぐ女同士でつるんで、あることないこと妄想してギャーギャー騒いで。そんな女とは恋愛できない」(第3話ラスト)

ちょっと気になってる男にそんなこと言われたら、あなたならどうしますか?

売れない脚本家・倫子(吉高由里子)とネイリストの香(榮倉奈々)、居酒屋の看板娘・小雪(大島優子)の“30歳、独身、彼氏ナシ”3人娘が幸せ求めて右往左往するドラマ「東京タラレバ娘」(日本テレビ系)。正論ふりかざす金髪イケメンモデル・KEY(坂口健太郎)にキッチリ向き合った倫子にアラサー女子の強さを見た第4話を勝手にウォッチング!

「何もないよりマシ」は生きる知恵か、はたまた逃げか

アラサー女子の幸せ探し=恋愛のアレコレに終始しがちなこの手のドラマだけど、今回は違います。女の幸せに欠かせないもの、それは男だけじゃない!

まずは第4話(2月8日放送)を振り返り。

バレンタインを前に、香は元カレ彼女持ちの涼ちゃんとズルズル関係を続ける日々。小雪に至っては商店街の福引で当てた「1等・箱根高級旅館ペア宿泊券」で既婚者の丸井(田中圭)と温泉旅行を計画するなど底なし沼にどっぷり。

2人とも「まぁ、不倫ってことだよね」(小雪)、「何もないよりマシだし、彼氏できるまでのつなぎ、的な」(小雪)と、自分のポジションを冷静に受け止めている様子。ちなみにこの香のセリフ、第3話の倫子モノローグ「変わりばえしない毎日の中で、イケメンと出会えただけマシ。つき合えなくても相手にされないよりマシ。たとえ、一夜の過ちでも何もないよりマシ。そうやって“マシ”を数えてごまかしてた。でも本当は私だってわかってるんだ。いくら“マシ”を数えたって、あたしの人生ぜんぜん幸せじゃないって」との辛辣な対比。ともすれば“マシ”を数えてしまう、それは傷つかない生き方を身につけたアラサー女子ならではの生きる知恵か、逃げなのか。

一方の倫子は、妙な占い師に頼ってひとり焼き肉に行き、あろうことか美女同伴のKEYに遭遇して「一人焼き肉なんかに行かなかっ“たら”、占いなんか信じなけ“れば”」とあいかわらずのタラレバ節。

いつもの居酒屋でも、立場が違ってしまった倫子と香・小雪の対立構造がくっきり。

どっちの境遇が“マシ”か口論する香と小雪を、倫子は「不倫と、元カレのセカンドでしょ。どっちもどっちじゃん」とバッサリ。カチンときた2人に「男のためにコトコトビーフシチュー煮込んで持たせるような女に偉そうに言われたくない。彼女と同棲してる男の部屋に連れこまれて平気な顔してる女にも」と言い捨て、店を出てしまいます。やってしまったと後悔しても、もうあとの祭りです。

「これからもつるんでやる!」倫子のたどり着いた境地

2人と音信普通になり、倫子の胸に去来するのは2人と積み重ねた12年の月日。香がネイルサロンを開いたとき、小雪が調理師免許をとったとき、倫子が脚本を書いたドラマが放送されたとき。節目にはいつも、親友がいたのです。女にとって友達って、喜びを分かち合ったり、悲しみを癒やしてくれたり、力をくれたり。断じて暇つぶしにつるんでるだけではないんです。

「やっぱり直接謝ろう」。決心して自宅を飛び出した倫子はまたまたKEYに遭遇。でも、友達の大切さが身に染みた今、倫子は強かった!

「あんた、こないだ言ったよね、女子会ばっかやって騒いでるからダメなんだって。あれ違うから。あたしがタラレバばっか言ってるのも恋愛対象以下のダメ女になったのも女友達のせいじゃない」

「『女同士つるんでるからダメだ』? 『つるんでる女はいい女じゃない』? バカ言わないでよ。あれが楽しいんじゃない。だからあたしは、これからもつるんでやる」

恋も仕事もうまくいってなくたって関係ない。大事なものを否定され、言われっぱなしじゃ30年も生きてきた甲斐がない! スカッとさせてくれる名場面です。

その後、2人のもとに急ぐ倫子のスマホに、高級旅館にいる小雪から「この部屋、ひとりには贅沢すぎ」とメッセージが。一緒に行くはずだった丸井、じつは“妻と別居”は嘘で、妻が第二子出産のため里帰りしていただけという、気持ちいいダメ男っぷり。同じくセカンドの悲哀を味わっていた香から「行く!」と即答、倫子もためらいなく「いく」と送り、合流した自然な流れで仲直り。ほっこりさせてくれました。

2月15日放送の第5話では、人生足踏み状態の倫子にイケメンバーテンダー・奥田(速水もこみち)との出会いが! 幸せ求めて右往左往はまだ続く。それでも自分にとっての“失いたくない、大切なもの”がわかっていれば、きっと道は開ける――そんなふうに思わせてくれた第4話なのでした。

『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)

<ストーリー>
30歳、独身、彼氏ナシの売れない脚本家・鎌田倫子(吉高由里子)は、親友の香(榮倉奈々)・小雪(大島優子)と居酒屋で女子会ばかりの毎日。「キレイになっ“たら”」「好きになれ“れば”」。そんなタラレバばかりの3人の前に金髪イケメンモデル・KEY(坂口健太郎)が現れ、「タラレバ女!」と言い放つ。もう立ち上がれないほどに傷ついた倫子だが、このままでは何も変わらない! もがきながらも幸せ探しに乗り出す――仕事にプライベートに岐路を迎えた女性像を吉高さん、榮倉さん、大島さんがそれぞれ熱演。倫子にしか見えないしゃべるタラの白子(声・加藤諒)、レバー(声・あ~ちゃん)とのシニカルなやりとりもアラサー女子の胸に刺さります!

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