ヘルス

2017.04.12

Oggi編集部がお医者様に聞きました。アラサーのための婦人科に関する素朴な疑問と最新事情Q&A!

仕事もプライベートも忙しいOggi世代。ついつい、体の不調やトラブルのサインを見ないふりしていませんか?

結婚や出産を控える人も多い今こそ、自分の体ときちんと向き合うことが重要なのです!

しごとなでしこでは、Oggi5月号の掲載記事『アラサーのための「婦人化」の教科書』を5回にわたってトピックにまとめました。代表的な病気や不調から最新の婦人科データまで、お医者様に直接聞いた正しい知識でお届けします。

【第一章 知っておきたい婦人科トラブル】
【第二章 Oggi世代の人生を左右する婦人科データ】
【第三章 婦人科検診、受けてみました!】
【第四章 アラサー世代のための“妊活”の基本】

だれかと比べることはできないし、周囲の人とオープンに話す機会もなかなかない、生理や体の話。Oggiブレーンから寄せられたちょっとした気がかりもお医者様に答えていただきました

Oggiブレーンからの質問にお答えします!
婦人科の素朴な疑問と最新事情Q&A集

毎月の生理や将来の妊娠についてのモヤモヤは尽きません。でも、思い込みやネットの情報に踊らされている人もいるのでは? これを機に正しい知識を身につけて。

【生理】

Q.生理痛がつらくて鎮痛剤が手放せない。これって異常ですか?(32歳・一般事務)
A.月に1~2日なら問題なし! 痛くなってから飲んでも効果的ではありません

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「子宮内膜症などの病気もなく、鎮痛剤を使ってもひどく痛むなら、飲むタイミングが遅すぎるのかも。お腹が痛くても痛くなくても生理初日、なんなら前日から丸2日間飲むだけで、たいてい大幅に改善します。薬がクセになって効かなくなるといった心配は無用」(高尾先生)

Q.生理周期が短くなってきた。卵子がどんどん減るっていうこと?(33歳・営業)
A.25~38日の周期なら正常です
「ホルモンバランスの変化で生理周期が変わることは珍しくない。また生理周期と卵子の減少との因果関係は解明されていません」(森田先生)。「ただし生理周期が24日以下の場合は、卵巣機能の低下や無排卵の疑いも。基礎体温を産婦人科に見せれば判定してもらえます」(北出先生)

Q.ピルで生理不順が改善! 飲み続けなきゃダメ?(30歳・一般事務)
A.すぐにやめると元のサイクルに戻ります

「排卵を抑えるピルを飲むと、定期的に生理のような出血があり、生理不順が治ったと勘違いしがち。でも早期に服用を やめてしまうと、生理不順に逆戻りしてしまいます」(北出先生)。また「ピル服用中も、その間の卵子が温存されるわけではありません」(高尾先生)

【体質改善】

Q.婦人科に効く食生活や生活習慣ってある?(29歳・金融)
A.妊娠前の葉酸サプリくらい。病気の予防はできません
「何を食べたら何に効く、という明確なデータは実はほとんどありません。Oggi世代なら、妊娠計画中~初期に胎児の異常を減らせる葉酸サプリはとってもよいですね」(高尾先生)。「子宮筋腫など女性ホルモンの影響が大きい病気と、生活習慣との因果関係も不明です」(北出先生)

Q.妊娠「しやすい」体質、「しにくい」体質ってあるの?(33歳・コンサルタント)
A.「体質」とはいえない。「原因」となる病気を探ってみて
「排卵がない、卵管が閉塞しているなどの異常は不妊の原因になります。ただしそれらは体質によって生じるものではあ りません」(森田先生)。「不妊の原因が女性だけにあるのは、全体の約40%程度です。思うように妊娠しなくても、自分だけを責めないでくださいね」(北出先生)

【その他】

Q.「経過観察」と診断された子宮内膜症。放置して大丈夫?(26歳・公務員)
A.生活や妊娠に支障のない状態の場合も多いんです
「早期治療がいつも必要というわけではありません。子宮内膜症や子宮筋腫などの初期では悪さをしないものも多いので、手術や薬物療法などの治療が不要な場合も多い。出産や閉経によって改善する病気もあるので、こまめに経過を見ていけばOKです」(森田先生)

Q.医療保険の女性疾病特約はつけておいたほうがいい?(31歳・サービス業)
A.入院や手術不要の場合も多いので、通常の保険でよいのでは
「女性は男性より若い年代で子宮頸がんや乳がんなどのリスクが高まるので、医療保険に入っておくのもひとつの選択肢」(高尾先生)。ただし「治療費は医療保険でまかなえる場合も多く、女性特有の病気が多い家系でなければ婦人科の保障を特に厚くする必要は感じません」(北出先生)

Q.卵子凍結しておいたほうがいいですか?(34歳・SE)
A.万能ではないので慎重に

「凍結した未受精卵は、不妊治療で行われてきた受精卵凍結より妊娠成立の確率が下がります。採卵年齢にもよりますが、30個の卵子を凍結しても100%の保証はありません」(高尾先生)。「費用も保管期限も病院によりまちまち。検討するなら必ず複数の医療機関で比較を」(森田先生)

教えてくれたお医者様はこの3人

医師・医療ジャーナリスト/森田 豊先生
秋田大学医学部、東京大学大学院医学系研究科を修了後、ハーバード大学専任講師などを歴任。現役の医師のかたわら、TVドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」で医療監修を務めたことも。

順天堂大学 婦人科 教授/北出真理先生
子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣のう腫などの腹腔鏡手術をはじめ、不妊症や月経異常、女性アスリート診療などが専門。同科に新設された女性低侵襲外科・リプロダクションセンターのセンター長も務める。

イーク表参道 副院長/高尾美穂先生
東京慈恵会医科大学大学院修了後、東京慈恵医大附属病院、東京労災病院などを経て現職。女性の健康をトータルにサポートするほか、スポーツドクターとして産後のヨガプログラムも実施。

2017年Oggi5月号「お医者様が答えます! アラサーのための“婦人科”の教科書」より。
【本誌掲載時スタッフ イラスト/ヤマサキミノリ 構成/酒井亜希子・佐々木恵(スタッフ・オン)】

Oggi5月号

アラウンド30歳からの働く女性に向けて、シンプルでセンスのよい、ベーシックなファッションを提案する月刊誌。トレンドを追いかけるのではなく、「着る人が素敵に見える」「本人も周りも心地よい」スタイルを追求している「Oggi」のためし読みと購入ができます

 
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