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2017.04.11

“妊活”の基本とは? アラサー世代の「産みたくなったら」に備えて

仕事もプライベートも忙しいOggi世代。ついつい、体の不調やトラブルのサインを見ないふりしていませんか?

結婚や出産を控える人も多い今こそ、自分の体ときちんと向き合うことが重要なのです!

しごとなでしこでは、Oggi5月号の掲載記事『アラサーのための「婦人化」の教科書』を5回にわたってトピックにまとめました。代表的な病気や不調から最新の婦人科データまで、お医者様に直接聞いた正しい知識でお届けします。

【第一章 知っておきたい婦人科トラブル】
【第二章 Oggi世代の人生を左右する婦人科データ】
【第三章 婦人科検診、受けてみました!】

〝妊活って何するの?〟〝しなきゃだめ?〟と疑問をもっている人は多いはず。でも、いつか産みたいと思うなら一日でも早く準備を始めるのがベター。パートナーがいてもいなくても、今からできることを教えてもらいました。

将来、産みたくなったときのために
アラサー世代のための“妊活”の基本

出産の予定がなくても、これだけはおさえておきたい! 女性の妊娠する力と、タイムリミットについて、〝妊活〟の心構えを解説します!

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【妊活の大原則】
・卵子は年々老化する
・36~37歳を境に妊娠率が下がる

【ひとりでも備えられること】
□不妊のリスクをなくしておく

sonae・基礎体温
・婦人科検診
・パートナー探し
基礎体温は、低温期から高温期に変わりそうな日から排卵日を予測したり、生理周期やホルモンバランスを把握できる〝情報の宝庫〟。また年に1度の婦人科検診で、子宮内膜症など不妊の原因がないかチェックし、あらかじめ治療しておくこと。フリーの人はパートナー探しも抜かりなく!

【いざ「ほしい」と思ったときにできること】
□パートナーときちんとセックスをする


①生理が終わったころから ②1〜2日おきに ③排卵日まで続ける
精子は射精後2〜3日生きているが、卵子は排卵後12〜24時間で消失してしまう。「排卵前にセックスするほうが妊娠の確率は高まります」(高尾先生)

□不妊治療も視野に入れる

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タイミング法
医師の指導のもと、排卵日を予測してセックスをする。超音波検査や血液・尿中のホルモン測定で排卵日をより正確に予測したり、排卵誘発剤を使う方法も。

人工授精
遠心分離機などで元気な精子だけを選別し、子宮内に直接注入する。仮に精子の数が少なかったり運動率が低くても、タイミング法より妊娠率は上がる。

体外受精/顕微授精
卵子を体外で受精させ、培養後にできた受精卵を子宮内に戻し、着床させる方法。自然に受精させる体外受精と、精子を卵子に注入する顕微授精がある。

のんびりしてはいられない!? アラサー世代の妊活事情

「近ごろ不妊で悩むアラサー世代が増えています」という北出先生。そのいちばんの理由は、現代女性の晩婚・晩産化。「20代で出産する人が多かった昔に比べて仕事をもつ女性が増え、30代後半以降で初めて結婚、出産を考える女性も多くなりました。でも本来女性が妊娠しやすい年齢は20代〜30代前半。年齢が上がるほど妊娠が難しくなるのが現実です。最近では女性の月経回数が増えたことに伴い、女性ホルモンの影響を受ける子宮内膜症が増加。それが不妊症の原因にもなっています」(北出先生)

決まったパートナーがいて、1年間避妊をせずにセックスをしても妊娠しない場合は〝不妊症〟と診断されます。とはいえ排卵日を正確に予測するのは難しいし、タイミングが合っても必ず妊娠するわけではない。排卵日に1回、1年に12回セックスしたところで簡単には妊娠しません。排卵日前に集中的にセックスをすることを1年続けるのが最初のステップ。それでもできなければ、不妊治療へ進むのが効果的です」(高尾先生)

「現在は、体外受精した卵子の培養を着に適した状態まで育ててから胚盤に戻す〝胚盤胞移植〟や受精卵を凍結保存する方法など、不妊治療も進化しています。不妊治療は自費診療なので費用はまちまちですが、顕微授精まで進むと1回あたり総額50万円を超えることも。パートナーとかける金額や期限などをよく話し合い、治療プランを決めてください」(北出先生)

教えてくれたお医者様はこの2人

順天堂大学 婦人科 教授/北出真理先生
子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣のう腫などの腹腔鏡手術をはじめ、不妊症や月経異常、女性アスリート診療などが専門。同科に新設された女性低侵襲外科・リプロダクションセンターのセンター長も務める。

イーク表参道 副院長/高尾美穂先生
東京慈恵会医科大学大学院修了後、東京慈恵医大附属病院、東京労災病院などを経て現職。女性の健康をトータルにサポートするほか、スポーツドクターとして産後のヨガプログラムも実施。

(「【第五章 婦人科の素朴な疑問と最新事情Q&A集】お医者様が答えます! アラサーのための“婦人科”の教科書」につづく)

2017年Oggi5月号「お医者様が答えます!アラサーのための“婦人科”の教科書」より。
【本誌掲載時スタッフ イラスト/ヤマサキミノリ 構成/酒井亜希子・佐々木恵(スタッフ・オン)】

Oggi5月号

アラウンド30歳からの働く女性に向けて、シンプルでセンスのよい、ベーシックなファッションを提案する月刊誌。トレンドを追いかけるのではなく、「着る人が素敵に見える」「本人も周りも心地よい」スタイルを追求している「Oggi」のためし読みと購入ができます

 
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