Oggi

2017.04.08

不安解消! アラサーの「婦人科トラブル」を図解した。Oggi編集部がお医者様に聞いてきました

仕事もプライベートも忙しいOggi世代。ついつい、体の不調やトラブルのサインを見ないふりしていませんか?

結婚や出産を控える人も多い今こそ、自分の体ときちんと向き合うことが重要なのです!

しごとなでしこでは、Oggi5月号の掲載記事『アラサーのための「婦人化」の教科書』を5回にわたってトピックにまとめました。代表的な病気や不調から最新の婦人科データまで、お医者様に直接聞いた正しい知識でお届けします。

shiru

まずは図解で正しく知ろう!
アラサーの子宮・卵巣に潜む婦人科トラブル

その痛みやかゆみ、プチ不調、実は女性特有のトラブルかも!? 知っておけば怖くない、子宮と卵巣周辺の病気について、 わかりやすいイラストでご紹介。

sikiyu

20代から増え始める良性のこぶ「子宮筋腫」
子宮の筋層から内外に突き出してできる腫瘍のこと。できる場所や大きさにより月経過多や頻尿、不妊症などの症状が現れる。がん化はしないため、手術はせず経過観察で済む場合も。

生理前のイライラや不調で日常生活に影響も「PMS」
生理の1~2週間前から情緒不安定、吐き気、頭痛、乳房痛など心身の不調が現れる。生理が始まると症状が治まることから、排卵後の女性ホルモンの変化が関係しているといわれている。

近年、30代女性に罹患者が増加中「子宮体がん」
子宮体部に発生するがん。卵巣から分泌される女性ホルモン・エストロゲンの長期的な分泌が原因のひとつといわれる。以前は50~60代での発症が多かったが、最近では若年化の傾向が。
「多のう胞性卵巣症候群などで生理が不順な人は若年性子宮体がんのリスクがあります」(北出先生)

痛みと上手につきあうのがコツ「月経困難症」
鎮痛剤を飲んでも痛みが治まらず、毎月仕事を休んでしまうほどつらい生理痛に襲われる。子宮内膜症など原因が特定できるもののほか、原因が見当たらないのに症状が出る女性も多い。
「女性がハードに働くようになってストレスが多くなったことも原因のひとつです」(高尾先生)

クラミジアや梅毒など要注意のトラブルが多い「性感染症」
セックスで感染する病気。卵管を詰まらせて不妊の原因をつくるクラミジアや、ヘルペス、梅毒などもこれにあたる。症状が乏しいものも多く、気づかないうちに感染が拡大することも。
「感染予防にはコンドームが大切。検診の際におりもの検査などを受けておくと安心」(森田先生)

近ごろ増加中で不妊の原因にも「多のう胞性卵巣症候群」
排卵障害のひとつ。本来は左右どちらかの卵巣から毎月ひとつずつ排卵する卵細胞。しかし同時にいくつも成長しようとして十分成長しきれず、結果的に排卵しなくなってしまう。
「女性の7~10%が罹患しているとの報告も。生理不順になったらまず疑ってみて」(森田先生)

症状が出づらく早期発見が難しい「卵巣腫瘍」
90%以上は良性の腫瘍。通常は親指の先ほどの大きさの卵巣が増大して、こぶし大以上になることも。症状が出にくいため発見が遅れがちで、気づいたときにはかなり進行している場合も。

おりもの異常とかゆみが特徴「カンジダ腟炎」
腟内にもともといる「カンジダ」というカビが増えることによって起きる。生活習慣や抗生物質の使用などが原因で発症することが多い。外陰部や腟内に強いかゆみを感じるのが特徴。
「市販薬もありますが、誤って細菌性腟炎などに使用するとかえって悪化。まず診断を」(森田先生)

つらい生理痛が発症のサイン「子宮内膜症」
本来は子宮の内側にある子宮内膜に似た組織が、子宮以外の場所で突然増殖する。さまざまな場所にできた内膜類似組織が毎月出血するため、炎症や癒着の原因になり、激しく痛む。

セックスによるウイルス感染が原因「子宮頸がん」
セックスで感染するヒトパピローマウイルス(HPV)が主な原因。性交経験のある女性の8割がHPVに感染している可能性があるが、まれにそれががん化する。早期ならほぼ完治する。

教えてくれたお医者様はこの3人

医師・医療ジャーナリスト/森田 豊先生
秋田大学医学部、東京大学大学院医学系研究科を修了後、ハーバード大学専任講師などを歴任。現役の医師のかたわら、TVドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」で医療監修を務めたことも。

順天堂大学 婦人科 教授/北出真理先生
子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣のう腫などの腹腔鏡手術をはじめ、不妊症や月経異常、女性アスリート診療などが専門。同科に新設された女性低侵襲外科・リプロダクションセンターのセンター長も務める。

イーク表参道 副院長/高尾美穂先生
東京慈恵会医科大学大学院修了後、東京慈恵医大附属病院、東京労災病院などを経て現職。女性の健康をトータルにサポートするほか、スポーツドクターとして産後のヨガプログラムも実施。

(「【第二章 Oggi世代の人生を左右する婦人科データ】お医者様が答えます!アラサーのための”婦人科”の教科書」につづく)

2017年Oggi5月号「お医者様が答えます! アラサーのための“婦人科”の教科書」より。
【本誌掲載時スタッフ イラスト/ヤマサキミノリ 構成/酒井亜希子・佐々木恵(スタッフ・オン)】

Oggi5月号

アラウンド30歳からの働く女性に向けて、シンプルでセンスのよい、ベーシックなファッションを提案する月刊誌。トレンドを追いかけるのではなく、「着る人が素敵に見える」「本人も周りも心地よい」スタイルを追求している「Oggi」のためし読みと購入ができます

 
あなたにおすすめの記事