ストレッチで変わる

2017.05.07

【医師は語る】肩コリにマッサージは意味がない!? |OL保健室

しごとなでしこ編集部

病院に行くほどではないけど、なんだかちょっとツライときの解決法や、医者様に聞くほどでもない健康にまつわるウワサの真相。知っておきたいあれやこれやを「しごとなでしこ」編集部が、お医者様に直撃して聞いてくる「OL保健室」をお届けします。

PCに向かっているアナタ! 顔が前に出ていない?

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なでしこさんたちの多くが抱えているお悩みのひとつが、肩コリ。「首から肩にかけての筋肉で、体重の約10%の重さがあると言われる頭を支えています。頭があるべき位置にないと首や肩に負担がかかり、コリの原因になってしまいます」と、代官山クリニックの蘆田英珠先生。「本来、顔の位置は上の写真のように耳と肩先が一直線につながり、首の上にちゃんと頭が乗っているのが正しい位置なのです。PCに向かっているときやスマホを見ているときに多いのですが、歩いているときなども知らずしらずのうちに下の写真のように顔が前に出ている人が多いですね」とモデルにてくださり、ストレッチ方法などを教えてくださったトータルボディコンディショナーをされている糸数憲子さん。蘆田先生のクリニックで食事指導やウォーキング指導などをされています。

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「顔が前に出てしまうと、血液やリンパの流れが悪くなり、肩コリの原因になるだけでなく、老廃物が詰まってむくみやすくなったり、二重アゴやフェイスラインのたるみにもつながってしまいます。顔の位置を正しくしただけで、20年来悩まされていた肩コリから解放された方もいるんですよ」(糸数さん)。まずは、姿勢に注意することが大切なようです。

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さらに、肩コリを改善しようとマッサージを受けた経験がある人も多いと思うのですが…。「肩をもんで血行がよくなって楽になるのは、一時的なことが多いですよね。強くもみすぎると逆に筋組織や毛細血管が破壊され、炎症を起こして余計に痛くなることもあります。もみほぐすよりも手当をしてあげましょう。コリがあるところに手を当て、少し圧をかけて触ったり、上から下にさすってあげるだけ。筋肉の緊張が取れ、血流が良くなります。もみほぐすと固くなっている筋肉がさらに緊張して硬くなり、よりコリを助長してしまいます」(蘆田先生)

肩こり解消にはストレッチで、筋肉そのものを動かして

「固まった筋肉は動かすことでほぐすことができるので、肩コリを感じたときは肩回りの筋肉をストレッチで動かしてあげましょう」(蘆田先生)

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「また、肩回りの筋肉を動かすためには、肩甲骨を意識して動かすことも大切。顔の前で肘をつけた状態で手のひらを合わせ、

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片方の手を反対の手に沿わすように上に上げていき、ひじまできたら肩甲骨から動かすのを意識して、ひじを開いていきます。ひじが下を向き体に近づいたところで、ひじから腕、手のひらと沿うようにしてまた顔の前で手を合わせ、最初の位置に戻します。体と反対側の手を動かさないことがポイント。ひじを開くときは肩甲骨を背骨に近づけるように意識しながら大きく動かすようにすると、肩甲骨から機能的に動かすことができるため、肩コリになりにくい状態に整えることができます」(糸数さん)。

首のストレッチはカラダを動かさない、が肩こり解消のポイント

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「肩や首回りの筋肉をほぐそうと、みなさんがよくしている首を回すストレッチですが、このとき、からだも一緒に動いていませんか? それでは、効果があまりありません。上の写真のように手を首の裏で組んでから首を回すと、体が動かないので、試してみてください」(糸数さん)

慢性的な肩コリは、まずは顔の位置を意識して姿勢を整え、筋肉を動かすことでほぐしてあげるようにしましょう。

医師 蘆田英珠先生

代官山クリニック代官山サラダ代表、美容皮膚科医。「健康」と「美」をテーマに、外側だけでなく内側からのアプローチを行い、食事を含めた栄養療法を治療に取り入れている。

 
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