しごとなでしこ - SHOGAKUKAN

【キングコング:髑髏島の巨神】ブリー・ラーソン「バランスのとれていない人生がいいわ」

今、最も輝いている女優 ブリー・ラーソンをキャッチ!

現在大ヒット公開中の映画『キングコング:髑髏島の巨神』に出演するハリウッド女優のブリー・ラーソンさん。ブリーさんは一昨年前、映画『ルーム』でアカデミー賞主演女優賞を受賞して一気にハリウッドスターの仲間入りを果たしました。いま最も輝いている女優ブリー・ラーソンさんを直撃!

_o2a4733

映画『キングコング:髑髏島の巨神』はハリウッド『GODZILLA ゴジラ』の製作チームが手掛けた暴走アドベンチャー・アトラクション超大作。主人公のコンラッドを演じるのは人気イケメン俳優のトム・ヒドルストンさん、ヒロインのウィーバーをブリー・ラーソンさん、そしてサミュエル・L・ジャクソンさんなど豪華俳優陣が集結。モンスターバトルを繰り広げます。そんな大作をひっさげて来日したブリーさんは、日本語で「ヨロシクオネガイシマ〜ス」と挨拶をすると早速私達の質問に答えてくれました。

トレーニング中に泣いたこともあった

ーー完成した今作をご覧になっていかがでしたか?

ものすごく驚いたわ! 映画を観るまでは自分がキングコングの映画に出ているということすら自覚できないような撮影だったから(笑)。

ーーコングとかなり接近するシーンもありましたよね。実際には目の前にいないコングに対してどのように気持ちを作っていかれたのでしょうか?

確かに目の前には本物のコングはいないから、グリーンバックの前でピンク色のテープを相手に“コングに触れたりコングを見ている”お芝居をするのはすごく難しかったの。コングがどんな表情をしているのか頭で想像しながら演じていたわ。

ーー先日行われたLAでのプレミアで「自分がいかに強い人間かを学べたことが、私の人生にとって最高の経験となりました」とおっしゃっていましたが、例えばどんな場面で自分が強いと実感できたのでしょうか?

映画『ルーム』の時は心理的なトレーニングが多かったけど、今作の撮影は体力的にとてもハードだったから体力作りに関するトレーニングをしっかり行ったの。クライミングやジャンプ、ランニングなど毎日10時間を6ヶ月間もやっていたから体がクタクタになって大変だったわ(笑)。他にもスプリントとウエイトを2分ごとに繰り返したり、ピラティスをやったりすることも。ジムで泣いたこともあったわ(笑)。外でのトレーニングは暑い日もあれば死ぬほど寒いときもあったのだけど、それでも人間の生命力ってすごくて、自分でも信じられないほどの強い力が生まれてくるの。どれだけ体がズタズタになっても本来持っている強さが生まれてくるんだということを今作の撮影のおかげで知る事ができて良かったわ。

ーー今後もっとハードな作品のオファーがきてもチャレンジしたいですか?

そうね。体力的にも精神的にも自分の限界を超えるところまでいけるのが役者という仕事の良いところだと思うから今後もチャレンジできたらしたいわ。

ーー共演者のトム・ヒドルストンさんやサミュエル・L・ジャクソンさんとの撮影はいかがでしたか?

素晴らしい方々と共演できてとても楽しかったわ。一日中ジャングルで撮影していたからトレーラーに戻る事もできなくて、テントの中でトムやサミュエル達と10時間おしゃべりをしたこともあったの(笑)。なかなかそれだけ長い時間を共演者と過ごす機会もあまりないからすごく良い体験になったわ。

ーーオフの日は何をして過ごしていたのですか?

私が率先してオフの日を楽しもうとブリークエンド(ブリー×ウィークエンド)と名付けて、例えば撮影現場近くのパークの乗り物に好きなだけ乗ったり、ゴーカートのレーシングをしたり、時にはコアラの赤ちゃんを抱っこしたりしてみんなでリフレッシュしたの。トムもサムも楽しむことが大好きな人達よ。一緒に来日しているサムは東京にいる間にカラオケをやりたいと言っていたわ。

ーー日本にはコスプレができるカラオケとかもありますから、是非みなさんで行かれてみてはいかがですか?

実は昨年来日した時に行ったの(笑)。もし今回もみんなで訪れる機会があったらその時はSNSにアップするわね!

_o2a4660

何か壁にぶちあたって葛藤しているときは、自分を解き放つことが大事

ーーどんなことを意識してウィーバーを演じられましたか?

彼女はいつも傍観者的な見方をしている人だと思っていて、戦争の写真を撮っているのに反戦カメラマンだと主張しているの。きっと今までいろんなことを経験しているからこそ、自分が置かれている状況や生と死について冷静に考える事ができて危険な状況にも耐えられたんじゃないかしら。髑髏島の生き物を助けるためなら命をかけてもかまわないというぐらいの気持ちで、強くて芯のある女性を意識して演じるようにしていたわ。

ーー男だらけの中でウィーバーだけが唯一の女性でしたね。

そうね。女性キャストがもう少しいたほうが良かったなと思う事もあったわ(笑)。

ーーウィーバーはカメラマンでしたが今まで本格的なカメラを扱ったことはありましたか?

高校生の頃に趣味で写真を撮っていたからフィルムを使うカメラも扱ったことがあるの。でも、今ってフィルムを現像できるお店が少なくなってきてるでしょう? だから今作の撮影では凄く懐かしい感覚になったの。

ーー1970年代が舞台になっていますが、時代背景をどのように学んだのでしょうか?

ベトナム戦争の写真を見たり、70年代の音楽を聴いたり、当時の女性がどんな生活をしていたのかを調べて役作りしたわ。役者というのは色んな角度からひとつのキャラクターを作りあげる作業をしないといけないと思ってるの。他にも70年代当時の本を読んだり、当時の様子を人から聞いたりして役作りするようにしていたわ。

ーーウィーバーとご自身との共通点は?

コングに触れるほどの勇気…私にあるかな?って…(苦笑)。だってコングに対して大きな信頼を持てなければ絶対に触れないと思うわ(笑)。あと、共通点というよりも、今まで演じてきた全ての役に対して自分自身のことが反映されていると思っているの。でも、ウィーバーに関しては演じていくうちに不思議と自分自身のことがわかってくるような感じだったかもしれない。彼女のように“自分が信じていることを声に出すこと”がいかに大事なのかということを今回学んだわ。自分が思っていたよりもずっと勇敢な部分を持っているということにも気づけたような気がするの。

ーーウィーバーのような勇敢な女性はカッコいいですよね。ブリーさんご自身は大きな壁にぶちあたった時、どんな風に乗り越えますか?

ユーモアを持って対処すること。それが一番良い方法だと思う。何か壁にぶちあたって葛藤しているときは、自分を解き放つことが大事なんじゃないかなって。つまり泣くか笑うしかなくて、どちらかといったらなるべく笑って悲しみや悩みを吹き飛ばしてしまうことのほうが自分には合ってるような気がするわ。

ーーもしウィーバーのように危機的状況に陥ったとしてもユーモアで対処しますか?

そうね…なるべくユーモアで乗り越えられたらいいけど。笑うことによって自分が怖いと恐れるものに近づけるような気がするわ。笑うと緊張が解かれるでしょ? どんな恐ろしいことが起こっても立ち向かっていって逃げないことが大事なんじゃないかしら。

ーー去年日本では映画『シン・ゴジラ』が大ヒットしました。ゴジラ映画はご覧になったことはありますか?

2014年の『GODZILLA ゴジラ』は観たわ。怖いけどモンスタームービーが大好きなの(笑)。

ーーもし本当にキングコングが存在しているとしたら危険を犯してでも見てみたいですか?

ええ! 危険なのは平気よ! だってスキューバーダイビングをやるときだってサメがいるじゃない? それってキングコングじゃなくても危険と隣り合わせってことだから(笑)。

ーー確かにそうですね(笑)。話は変わりますが、二度目の来日となりますが日本の印象はいかがですか?

日本は大好きな場所のひとつ。食べ物も美味しいし日本文化も素晴らしい。ショッピングにも出かけたことがあるわ。日本にいると他の国では感じられないような心地良さを感じる事ができるから、もっと時間があれば数ヶ月滞在したいぐらいなの。もしキングコングとゴジラの対決映画を作るときには日本で撮影して欲しいし、是非キャストの一人として参加したいわ。

ーー今後はどんな役に挑戦したいですか?

色んなジャンルに興味があるし、低予算の作品から大作まで幅広く出たいと思ってるの。バランスのとれていない人生がいいわね。

ーーでは最後に今後の目標をお聞かせください。

今までの自分の人生はとても面白かったわ。でもそれは自分の計画通りに進んだわけじゃなくて、気づいたら今のような人生を歩んでいたの。それって自分でこうなりたいと思い描いていた人生よりもずっと面白いものだと思ったわ。自然に任せて辿り着いた場所で、全力でお仕事をしていけばよりよい人生が送れるんじゃないかしら。

今作の公開後には4月29日に映画『フリー・ファイヤー』の公開も決定。そしてマーベル映画でキャプテン・マーベルを演じることも発表されたブリー・ラーソンさん。今後もっと注目されること間違い無しのブリーさんの勇姿を劇場でチェックしてみてはいかがでしょうか。

_o2a4611

写真/YOSHIKO YODA 取材・文/奥村百恵

映画「キングコング:髑髏島の巨神」(公開中)

監督:ジョーダン・ボード=ロバーツ
出演:トム・ヒドルストン、ブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・C・ライリー他。

©2016 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC., LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS,LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED

あなたにおすすめの記事

アクセスランキング
  1. 【挨拶ができない女】がヤバイ理由

    【挨拶ができない女】がヤバイ理由

  2. 仕事中に下着姿で人前に!? 26歳働く女子の【ポーチの中身】をのぞいてみた!

    仕事中に下着姿で人前に!? 26歳働く女子の【ポーチの中身】をのぞいてみた!

  3. 誰もが10回以上は言ったことある!「“布哇”行きた〜い」この漢字なんて読む?

    誰もが10回以上は言ったことある!「“布哇”行きた〜い」この漢字なんて読む?

  4. 27歳OL一人暮らし。“ニトリ”と“無印良品”でスッキリ♥した【コスメ収納・簡単DIY】

    27歳OL一人暮らし。“ニトリ”と“無印良品”でスッキリ♥した【コスメ収納・簡単DIY】

  5. あなたはどっちにする?【iPhone 8】と【iPhone X(テン)】の違いを私的解説

    あなたはどっちにする?【iPhone 8】と【iPhone X(テン)】の違いを私的解説

人気のキーワード
LIKEランキング
  1. 【女子ラーメン度4点の高得点】リコピンで健康的に!! お洒落みそトマトらーめんを“赤坂”で発見

    【女子ラーメン度4点の高得点】リコピンで健康的に!! お洒落みそトマトらーめんを“赤坂”で発見 グルメ

  2. 【CanCamスタイリスト丸林広奈】が提案! きちんとかわいい♡ 初夏のお仕事スタイル Vol.2

    【CanCamスタイリスト丸林広奈】が提案! きちんとかわいい♡ 初夏のお仕事スタイル Vol.2 ファッション

  3. 【CanCamスタイリスト丸林広奈】が提案! きちんとかわいい♡ 初夏のお仕事スタイル Vol.1

    【CanCamスタイリスト丸林広奈】が提案! きちんとかわいい♡ 初夏のお仕事スタイル Vol.1 ファッション

  4. 疲れた体と心にしみるあっさりスープに癒された夜【女同士でラーメンナイト】

    疲れた体と心にしみるあっさりスープに癒された夜【女同士でラーメンナイト】 グルメ

  5. のばしかけヘアOK! 前髪アレンジで簡単イメチェン

    のばしかけヘアOK! 前髪アレンジで簡単イメチェン ビューティ

編集部のオススメ記事
  1. 画期的! 耳穴を塞がない【イヤホン】なら仕事中の会話も聴こえます

    画期的! 耳穴を塞がない【イヤホン】なら仕事中の会話も聴こえます

  2. 無理しない!【毛穴目立ち】は乾燥・肌冷え、そしてハリ不足対策で解決!

    無理しない!【毛穴目立ち】は乾燥・肌冷え、そしてハリ不足対策で解決!

  3. 又吉直樹が見た「絶景」とは?|独占撮り下ろし&インタビュー(前編)

    又吉直樹が見た「絶景」とは?|独占撮り下ろし&インタビュー(前編)

  4. 美容通に人気の「死海」の美容成分入り! SABONのパックで透明感を手に入れて

    美容通に人気の「死海」の美容成分入り! SABONのパックで透明感を手に入れて

ピックアップ記事
  1. スイーツ男子・尾上松也も虜!ドラマ『さぼリーマン甘太朗』に出てきた都内の絶品スイーツ5選 precious

    スイーツ男子・尾上松也も虜!ドラマ『さぼリーマン甘太朗』に出てきた都内の絶品スイーツ5選

  2. ナデシカ毎日占い nadeshiko

    ナデシカ毎日占い