しごとなでしこ - SHOGAKUKAN

大人の留学で知った「本当の自分」|35歳のアメリカ留学vol.10

約4か月に渡り、お話してきた「大人の留学」連載は今回で最終回。
留学という大きな決断をして、私がどう変わったのか―。
最終回では、そんなことをお話したいと思います。

01

社会人を経験してから、学生として海外で生活するということ

大人になってから留学をしたい理由は、人それぞれで違うと思います。
「英語を勉強したい」、「仕事のスキルアップをしたい」、「海外で挑戦したいみたい」などなど…。 でも、理由は様々ですが、私と同様に大人になってから留学をした友人たち、みんなが口々に言っていたのが、
「自分の弱さに直面し、その経験によってさらに強くなれた」
ということでした。

言葉も文化も違う場所で生活してする―ということを経験してみると、怖さ、不安、楽しさ、喜び…さまざまな感情に直面します。その結果、日本のようにスムーズにはいかないこと、簡単には解決できないこと、また、その時に本当に大切にしたいもの、自分の心からの気持ち、自分がどう生きていきたいかが、とてもクリアになっていきました。

02

(写真/N.Y.のルームメートが洋服のデザイナーなので、ルックブックの撮影をお手伝いしたのも楽しかった! ここ、カメラマンの自宅です。おしゃれ!)

ある程度社会人を経験してから、学生として海外で生活するということは、色々な思いが交差します。例えば海外生活でストレスがたまったとき。日本にいれば、友人と美味しいものを食べたり、マッサージやゴルフに行ったり、欲しいものを買ったりなど、いくらでもストレス解消法があります。ですが、学生ビザでは基本、仕事はできない身なので、すべて貯金でのやりくりしなければいけません。日本でしていたような生活をそのまま海外でやろうとすると、1年で500万から600万はかかります。収入が無い上に物価が高い…という現実。

発散できる簡単な逃げ道がないので、強制的にそのストレスの原因と向き合わされる時間が増えるのです。 言葉ができない、収入もない、仕事もない、チャンスが来てもうまく話せない、など、日本で普通にできることが、海外ではできない。そこにもどかしさが募ると、どんどん自信もなくなっていきます…。30代になってから、貧乏生活をするというのも、かなりの覚悟が必要だということを思い知らされもしました。

また、“留学したからには何か形を残さなきゃ!”といった、変なプレッシャーを自分で自分に与えて焦りもしたり…。でも、逃げ道がないからこそ、強制的に自分自身としっかり向き合わざるを得ないわけで。

自分は本当は何が好きで、どう感じていて、何をどうしたいのか

03

(写真/帰国すると決まってからは、アメリカを楽しむことにシフト! ここはL.A.のマリブにあるNOBUというレストラン。海が目の前で、ご飯も最高に美味しい♡ セレブもよくいます)

日本で忙しい毎日を送っていると、わかっているようで後回しにしていることや、向き合わないでいること本当の気持ちを隠して生活していることなど、たくさんあると思うんです。

でも海外で生活すると、そういったことを日々突きつけられてくるので、どんどん自分自身の考えや意思がクリアになっていくんですね。私がアメリカに留学して一番良かったことは、そこですね。自分自身と向き合えてクリアになったこと。シンプルにになったというか(笑)。そして人の温かさが心にしみました。

04

(写真/イーストビレッジに住んでいたので、周辺にはN.Y.っぽい素敵なお店がいっぱいでした。友人たちと、あれこれ語ったのも良い思い出)

大変な事の方が多かったかもしれないけど、私は今でもアメリカが大好きです。 今となって振り返ってみれば、何にも代えがたい素晴らしい経験だった!と自信を持って言えます!!

でも当時は悩み、自信をなくすことが起こったり、トラブルに巻き込まれることなど、色々なことが一度に降り掛かってきたときは、どん底でした(苦笑)。それでもお金では買えない貴重な経験ですし、価値観も変わります。その経験が、日本に帰国してからの人生に大きく影響しますし、私は日々がより楽しく、心もラクになりました。

社会人になってから留学するということは、大きな決断だと思いますが、ぜひ、留学に興味のある人は行ってほしい! だってそれは、心が海外を求めているということだから! 特にアメリカは、次期大統領がトランプ氏に決まり、今後どうなるかわからないですよね(笑)。だからこそ、行ける時に3か月でも半年でも、ぜひ行ってみてください!

この「大人の留学」連載は今回で最終回です。留学は大きな決断ですが、留学に限らず、今決断に悩んでいることがある人にも、心を押すキッカケになれたらいいなと思います。頭で考えるのではなく、心でキャッチしたことに目を向けてあげてくださいね! それが自分の本当の答えです。

今まで読んでくださり、ありがとうございました!

エディター Eri Ito

学生時代の読者モデルをきっかけに雑誌編集に興味を持ち始め、ファッションライターの道へ。
ファッションエディターとして数々の企画をこなすかたわら、エステティシャンやスタイリスト、パーソナルスタイリストとしてもマルチに活躍。
30代半ばにアメリカ留学を決意し、L.A.とN.Yへ。数々の出会いと刺激を受けてこのたび帰国!

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