しごとなでしこ - SHOGAKUKAN

編集者がガチで買った【岐阜・飛騨】旅のお土産まとめ <2018年版>

歩いてよし、食べてよし、撮ってよし、体験してよしと、国内外から注目を集める「飛騨地方」。さらに、お土産天国でもあるのです。今回はコラムニスト・編集者として活躍する松尾彩が2泊3日の旅で買ったものをすべてお見せします。

飛騨地方には、昔から続く“良いもの”がたくさんある

のっけから愚痴で申し訳ないが、観光地に行ってがっかりすることのひとつに、“お土産が似たり寄ったり”というのはよく聞く話。

せっかく足を運んでも、「うーん、この饅頭別の場所でも見たな…」とか「この置物、土地の名前だけ入れ替えたやつ、知ってる」みたいながっかり体験は皆あるかと思います。ちなみに日本に限らず海外でも似たような経験は多い。

と言っても、その似たり寄ったりの商品は、“商品自体が悪い”のではない。おまんじゅうもそれなりに美味しいし、置物だって買ったら買ったで思い出になる。だが、それは“本来もっと光るべき“の、その土地ならではのものを鈍らせ、隠してしまう。それが残念なのだ。

さて、そんな中でも飛騨地方のお土産物は探すのにそんなに苦労しない伝統を大事にする土地柄か、昔から続く“良いもの”がたくさんあるからだ。さらに各地域ごとにかなり特色があるので、“そこならでは”のものに出合える率は本当に高い。

これは旅人にとっては高ポイントである。もちろん“似たり寄ったり”の商品もなきにしもあらずだが、それを上回る名産品の多さなので、チョイスの幅が広い。ここまで愚痴ってなんだが、よくある商品は価格が安かったり見た目がかわいいことも多いので配りお土産には最適だったりして。だからそのバランスが大事なのだと思うのです。


さて、今回は筆者が“リアルに買ったもの”を中心にご紹介しようかと思う。というか魅力的なものが多すぎて、普通に買い込みまくっただけであるが。

とても個人的な話だが、今回は降雪時期なのもあってアウトドア用のリュックで行った。これが大正解。帰りに重い瓶ものをたくさん詰め込んでも大丈夫だったので、詰めるだけ詰め込んでえっちらおっちら帰ったのであった。

■1:【飛騨かわい やまさち工房】
私のような旅人の胃袋をつかんで離さない“ご飯のお供”

さて、こちらにおわしますのは、控えおろう“ご飯のお友”御一行さまであるぞ。お洒落なジャムのごとき装いだが、まごう事なき“ご飯会”の方々であらせられる。

岐阜県下でももっとも山菜が豊富なのが飛騨地方なのですが、「飛騨かわい やまさち工房」ではそんな山菜をいつでも楽しめるよう自社工場で加工、瓶詰めして販売している。

▲えのき茶漬 200g ¥280、ふきのとう 120g ¥250など。

▲地元の人にも人気だという、ピリ辛えのき茶漬270。編集Aもちゃっかり3瓶購入。

▲スモールサイズは値段もフレンドリー。

またも個人的な話だが、特にナメタケは大好きだ。ご飯にかけてよし、大根おろしなどに載せてよし、卵焼きに巻いてよし、パスタにだってあえてよし。和食出身なのに西洋料理や中華料理にだって出張にいけちゃう実力派。ほんと好きです。

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▲実際に自宅でパスタを作ってみたが、本当に絶品だった。

▲贈答用のセット売りもあります。

やまさち工房では、瓶詰め類のほか貴重なひめ竹、なつめの甘露煮なども販売。ちなみにひめ竹はタケノコ好きの人にとっては“大トロ”みたいなものである。

▲ひめ竹¥1,600。この少しレトロなイラストがたまりません。

▲ほかにも野草茶(すごく香り良し!)、野草を使った飛騨の森グラノーラ(これも歯ごたえ、香りともに良し!)などのオーガニックフードや、お漬物などさながら地元の逸品のセレクトショップみたいな品揃え。

ちなみに地元のお酒も売っていいます。名酒とつまみが揃うという、これは飲兵衛にとっても天国みたいなお店ですね。

そうそう、この辺りは「あぶらえ(えごま)」もよく食べます。少し前にえごま油はスーパーフードとして人気でしたが、その元となる小さな種。これを炒ってすって食べるのだそう。

▲あぶらえ¥750

ちなみに飛騨の“五平餅“は味噌味ではなく、このあぶらえを摺ったものを餅に塗り、しょうゆで味をつけたものなんだとか。今回それを食べる機会がなかったので今度自宅で挑戦してみようかと思う。また味噌に混ぜても美味しいんだとか。お店では味噌入りバージョンも扱っていました!

▲笑顔あふれるお店の方々も素敵でした。

昔からある商品だけど、だからこそ新しい味に挑戦したり、お客様のために美味しいレシピを考えたり、わかりやすいパッケージを考案したり。

中でも「えのき茶漬」は地元民にもっとも愛されている逸品だそう。噛むとザクザクしたえのきらしい歯ごたえと、ご飯にちょうどいいしょうゆ味。納豆にかけても美味しかったです。

▲この量で ¥200とは信じられない。

個人的には「ふきのとう」が気に入りました。さっぱりとしていてふきのとうのいい香りとほのかな土臭い苦味があって、ご飯以外にも卵焼きに混ぜ込んでも美味。

▲ふきのとうみそ¥330、さんしょうみそ¥330

「実さんしょう」はちりめん山椒や魚の煮付けなどの和食にぴったりだが、バタートーストにハムとさんしょうをのっけても美味しかった。

▲小瓶タイプは値段もリーズナブル。実さんしょう¥400

「ずっと売れているから」にあぐらをかくことなく、でも愛される伝統の味も守るのは口で言うよりずっと大変だ。

良い素材と作り手の愛情がたっぷり詰まった瓶詰めは、今日も明日も地元の人と、そして私のような旅人の胃袋をつかんで離さない。

ちなみに、通信販売もやっています。今回は“家に帰ってすぐ!”食べたかったので頑張って持って帰りました(笑)。

【株式会社飛騨ゆい 飛騨かわい やまさち工房
岐阜県飛騨市河合町角川311
TEL:(0577)65・2069
営業時間:9:00-17:00
http://www.yamasati.com/
<MEMO>休日は“だいたい土日。でも土曜に空いてる時もあるよ”だそう。

■2:【渡辺酒造店】
家に帰ってすぐ4本追加注文(実話)。美味しすぎる甘酒に酔う

酔うと表現したが、もちろんノンアルコール商品である。だがあまりにも美味しくて、ついついそう表現したくなったのです。

飛騨の町歩きで酒蔵見学をさせていただいた渡辺酒造店の「蔵元のあまざけ」(900ml ¥972)。

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無添加、無糖化、ノンアルコールで作られていて、米麹の粒がそのまま入っています。ものすごく優しい甘さなんですが、この米麹のもろもろとした喉越しがたまらなく良かった。

甘酒ってものによってはベタベタした甘さだったり、酒粕くささが鼻について実は苦手な方だったんですが、うっかりひと瓶を二日で飲みきってしまったほど。

なお、甘酒好きな夫は一口飲むや否や「とりあえず4本くらい、取り寄せて。すぐに」とお願いしてきたほど気に入ったようで。甘酒はおいしいだけでなく栄養も豊富なんだそう。今は夕食後のデザート代わりに飲んでいます。

▲“笑顔と感謝にあふれる”がモットーの渡辺酒造店。ユニークなポスターや、思わずクスリと笑える品名のお酒などもありました。

▲例の“あのお酒”!? ちなみに“口噛み酒”ではないとか。

▲なんとホストクラブから“最高の日本酒がほしい”お願いされて作ったという大吟醸“色おとこ”。1.8L¥3,790

▲ツアーを案内してくれたのは、9代目蔵元次兄の渡邊隆さん。噺家ばりの面白い語り口調で案内してくれました。

▲運良く、「麹菌をふりかける」ところを見せていただきました。ふりかけた後は3分ほど“身動き厳禁”。くしゃみ出そうで緊張します。

▲来店者がメッセージを書き残していく樽。私もまたここの美味しいお酒が飲めますように、と念を込めて書かせていただきました。

▲ツアーでは日本酒の飲み比べも。

▲なんと日本酒ガチャガチャ!1回300円。ハズレはワンカップ、あたりは1本丸々もらえます。編集Aはボトル当ててました。

【渡辺酒造店】
岐阜県飛騨市古川町壱之町7-7
TEL:(0120)359・352
営業時間:9:00-17:00
http://www.sake-hourai.co.jp/

■3:【飛騨高山 真工芸】
見れば見るほど、しみじみといい。民芸品のかわいい壁掛けトレイ

飛騨高山野「古い町並」で見つけたもの。版画プリントを使用して壁掛けにもなるトレイや、干支の人形などを販売するお店があった。

このお店には旅に同行してくれた編集担当Aちゃんがハマった。街をぐるり1周中にまずトレイを1枚。その後“もう一回行きたいお店があって”と、もじもじ。そしてまたこのトレイ(柄違い)を買っていたのでした。

渋くなりがちが民芸品ですがここでは商品のデザインも素敵で、お店に入ってきた人がみんな「きゃー!かわいい!」と思わず声をあげていました。

私は干支がプリントされた手ぬぐいを購入。絵でも写真でもない、版画ならではのほっこりした雰囲気がかわいい。

【真工芸】
岐阜県高山市八幹1-86
TEL:0577・32・1750

■4:高山グリーンホテルの【飛騨物産館】
圧倒的な商品数! 地元の人も訪れる、土産店

冒頭の話に戻るが、ホテルのお土産物屋さんなんて、普通はもっとも“よくあるお土産”ばっかりのイメージがある。だがこの高山グリーンホテルのお土産物店はそんなイメージを打ち砕いてくれた

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▲名前も「飛騨物産館」である。そんじょそこらのお土産物屋さんとは一味違う感がすでに感じられる。

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▲そして店内が広い!「飛騨の夜祭り」をイメージしたという店内はいたるところに櫓(やぐら)風の棚が組まれ、そこに地元の名産品がずらり並んでいる。並んでいるというよりもはや鎮座しているかのような佇まい。

もちろんお土産として買いやすいキャラクターお饅頭などあるが(さるぼぼ饅頭は可愛かった)、とにかく地のものの品揃えがスゴイのである。

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▲例えば飛騨の朴葉味噌を含め、味噌コーナーだけでも櫓一つ分はある。それとは別の棚には朴葉を炙るための火鉢まで売っていた。これは本気である。

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▲お酒コーナーも名酒がぞろり、飛騨らしいイラストのワンカップもずらり。

これはもう一周するだけでもかなりの時間がかかるほど。

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もちろん、いく先々で少しずつお土産を買うのも楽しいが、最終日にまとめて買いたい時や、まずどんなものがあるか気になる人にとってはここはまさにお土産天国である。ちなみに地元の人もよく買いに来るんだとか。

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▲ホテルオリジナル商品にもすごく力が入っていて、くるみが入った「くるみむらさき」などは人気NO1&リピーターも多いとか。

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▲「食べたいなあ」というのが顔に出てしまったのか、ご好意で試食させてもらいました。あんこなめらか、甘さほどよく胡桃香ばしく、非常に美味しゅうございました。

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▲ここで個人的に買ったもの。『ハンバー具』。これはここに来る前にネットで見かけて気になっていたもの。なんと飛騨牛を使った柔らかいそぼろ。そぼろというより本当にハンバーグのタネに近い食感。ご飯にのせると、なんとも贅沢な飛騨牛ご飯になっちゃいます。

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▲『栃の実ゆべし』『みだらしゆべし』若い頃はまったく興味のなかったゆべしが、ここ数年大好物になりました。甘すぎない感じと、くるみの食感がたまりません。どちらも程よく柔らかく、程よく甘く、(みだらしの方はほんのり醤油味)あっという間に完食。

ここは、飛騨のお土産を買うなら、おとずれるべきスポットです。

【飛騨物産館】
岐阜県高山市西之一色町2-180
TEL:(0577)33・5505
営業時間:7:00〜22:00

■5:【特選館あじか】
究極の“ここでしか買えないもの”。新鮮朝獲れ野菜

最後に直売所や地元のスーパーを見つけたら寄ってみよう! ということで、訪れたのが朝市。

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新鮮な野菜を買うなら、「特選館あじか」へ。ここでは朝収穫したばかりの野菜や、地域の特産品が並びます。地元の人もよく買うというえごまのドレッシングと、「春待ち人参」という普通の人参より甘いというものを購入。

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【特選館あじか】
岐阜県高山市国府町金桶64-1
営業時間:4月〜10月 8:00−16:00/11月〜3月 9:00−16:00/11月〜4月のみ月曜定休
http://www.hidaajika.com

■6:【飛騨高山フレッシュフーズ駿河屋】
安くて美味しいものは地元スーパーを探せ!

地元のスーパーには宝物がいっぱいです。今回は駿河屋というスーパーに行きました。地元の人が普段食べる、けいちゃん(基本は鶏肉を味噌や醤油で味付けした地元のソウルフード)や高山ラーメンなどが購入できます。

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今回は取材した人に聞いてオススメされた「はと屋のホルモン」「ミズホのけいちゃん」をゲット。ついでに酒粕もゲット! ラーメンももちろんゲット! 飛騨はラーメン文化圏だそうで、袋ラーメンや麺もたくさん売っていました。

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▲今回買ったこのラーメンは、醤油と煮干し系の香りがすごく良かった。次回また買います。あと、飛騨の地元の牛乳はとても濃厚で甘くて美味しかった! ゲストハウスに宿泊する人などは是非寄ってみてください。

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おまけ:駿河屋前のお団子屋さん。こちらではみたらし、ではなく“みだらし”と呼ぶお団子。どろりとしたタレではなくしょうゆ味なのでさっぱりいただけます。柔らかくて香ばしくて癖になる。特に編集担当Aちゃんははまってしまい、行く先々でみだらし団子を食べていました。

【駿河屋】
エブリ東山店、本町店、古川店など全5店舗展開
http://hida-surugaya.com/

協力/飛騨市役所

コラムニスト 松尾 彩

こらえ性のない飽き症という特性を生かし、アーバンリサーチWEBマガジン「URBAN TUBE」にてエッセイ、コラムを寄稿するなど、雑誌からカタログ、ウエブコラムまでつれづれなるままに活動中。夫婦料理ユニット「#サイトウのゴハン」ディレクター。

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